梅雨に入りましたね、蒸し暑さがないのが済いですが自転車にも中々乗れませんね。
6月27-30日は富士スピードウェイで行わられた自転車ロードレース全日本選手権。
全日本選手権は異様な雰囲気がありまして、更に東京オリンピックの出場にもポイントが
絡んで来ますから例年になくレース開始前のピットは緊張感が漂っていました。
スタート前は顔見知りでも中々安易に選手に話しかけられません。これはどのスタッフも
同じことを言っていました。人生を左右するこの選手権はいつの時代も特別なのです。
今回初めてシマノニュートラルサービスにてレースサポートをした訳ですが、全国的な雨により富士スピードウェイも例外なく濃霧や豪雨で選手たちを苦しめました。自動車競技と違い逆走周りであったのも、よりテクニカルにさせたのだと思います。コーナーはほぼ逆バンクで、路面はドライのときはそうでもないのですが、一度ウェットになった途端にヌルっとしたミューが少なくなる(厳密に言うと油が浮いてきている様な)ので、通称ダンロップコーナーという第一コーナーを過ぎた箇所は非常に滑りました。毎周回と言っていいほど、どのカテゴリーに置いてもクラッシュが多発して、その度にニュートラルカーが出動。MAVICニュートラルサービスも大忙しでした。
このコースは一度パンクやクラッシュをしてしまうと、全日本選手権の特性上復帰は中々難しいです。最終コーナーからホームコース以外は車列を登っていくことも儘ならないため
集団に追いつくのも容易では無いからです。
大会側モトバイクも何台か転倒してしまうほどのロードコンディションでした。
終始ストレスフルなコースは攻略するのも非常に大変だったと思います。
未だかつて無いバイクプッシュを行ったおかげで、足首がややおかしな動きをしております。スペアバイクも4台中3台出動する場面もあり、流石にここまでのニュートラルカーの乗り降りは経験がありません。クラッシュした選手を助けるためにコースを横切る場面では
危うくチームカーに轢かれそうになったりとヒヤヒヤものでしたよ。
概算30-40件ほどの単独スピンを助けたのではないでしょうか。観客席側からは見えない
裏のコースではとてつもない戦いが繰り広げられていたのです。
そして今までチーム側でした参加していなかったレースは、本当に大会運営あってのものだと痛感しました。今までどれだけご迷惑をかけたのかなぁと思うほど。。。
特に大会コミッセールの動きや、選手をサポートする万全の体制、公平性。コミッセールのすべての動きには一つ一つに大きな意味があるのが分かりました。これはチーム側にいるだけでは決して理解はできませんでした。コム1、コム2、コム3、ドクターカー、ニュートラルカー、ブラックボードモト、コミッセールモト、TVモト、プレスカー、立哨員等挙げればキリがないですが多くの大会コミッセールのサポートが無ければレースは成り立たないのだと業界10年目にやっと気づく愚かな自分がそこにいました。
まだまだ知らなきゃ行けないことが沢山あるなぁと、ますます競技が好きになりました。
関係者の皆様ありがとうございました。
そして入部くん初優勝おめでとう!
さて、7月のスケジュールをお知らせ致します。
12-14日 トライアスロン メカニックサービス出張
19-21日 外部イベント出張
基本は青山のレシオアンドCにおりますが
メンテナンス業務は行っておりますので是非ご相談下さい。今の所はお預かりでのみ作業を
承っております。待ち合わせ場所などはお問合せ下さい、柔軟に対応させていただきます。
バイクお引取り → 納期、見積もり作成 → 作業開始 → ご納車(場所は要ご相談)
とくにオーバーホールなどの重作業は私の真骨頂でございますのでぜひバラさせて下さい! ホイールのハブも梅雨明けと共に一度分解清掃をおすすめ致します。ご予約お待ちしております!
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